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再生エネのディスカウントレート、5.25%に【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年12月21日_記事番号:T00019972

再生エネのディスカウントレート、5.25%に【表】

 
 経済部能源局は18日、太陽光発電、風力発電などの売電単価に適用するディスカウントレート(投資回収率の計算要素)を当初の3~5%から5.25%へと引き上げることを決めた。19日付工商時報が伝えた。
 
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 経済部の黄重球政務次長は「来年末までに設立される再生可能エネルギー業者にはすべて新料率を適用する」と述べた。これにより業者の投資回収時期は、ディスカウントレートを3~5%とした場合の11~15年後から、11~12年後に短縮される見通しだ。

 業者からはディスカウントレートを前半に高く、後半に低く設定する二段階方式を求める意見も出たが、制度の複雑化を招くなどとする反対論が出たため、意見はまとまらなかった。このため、能源局は二段階方式を含む複数の試算をとりまとめ、委員会に諮る方針を示した。

 新料率が適用された場合、電気料金への影響は初年度に0.4%程度となり、早ければ来月から電力料金に反映される。10年後は2.6%の見通しで1世帯当たり平均で年間280台湾元(約783円)の負担増となる。