ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

富邦金控、CICCの株式取得に意欲


ニュース 金融 作成日:2009年12月21日_記事番号:T00019975

富邦金控、CICCの株式取得に意欲

 
 米投資銀行モルガン・スタンレーが中国の証券会社、中国国際金融(CICC)の株式34.3%を売却することに関連し、予備入札を通過している富邦金控の蔡明興副董事長は、本入札への参加を検討していく立場を表明した。19日付工商時報が伝えた。

 蔡副董事長は、中金株取得について、「中台の金融監督に関する覚書(MOU)が発効すればすべて合法になる」と述べ、法的な障害はないとの見方を示した。

 予備入札を通過しているのは、米国のプライベート・エクイティー企業5社と富邦金控で、取得価格は10億米ドル前後になるとみられる。

 中金の筆頭株主は中国政府の国富ファンド、中国投資(CIC)だ。CICの首席執行長(CEO)は朱鎔基前首相の息子、朱雲来氏で、先ごろ台湾を訪問している。このほか、シンガポール政府投資公社(GIC)が7.35%を出資している。GICも中金への追加投資を検討しているとされる。