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中国シリコン最大手が財務危機か、台湾メーカーに影響も


ニュース その他製造 作成日:2009年12月21日_記事番号:T00019977

中国シリコン最大手が財務危機か、台湾メーカーに影響も

 
 中国の太陽電池用シリコンウエハー最大手、江西賽維(LDKソーラー)に対し市場で17日、同社が急激な生産能力拡大により資金不足に陥り、「経営の継続に問題あり」との観測が伝えられた。21日付工商時報は、同社から原料を調達する台湾の太陽電池関連メーカーには大きな懸念材料となる見込みだが、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)や中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)、陽光能源控股(ソーラーギガ・エナジー)といったシリコンウエハーメーカーには受注拡大のチャンスとなる可能性があると指摘している。

 LDKは多結晶シリコンでは世界シェア20%で首位。17日、資金繰りに問題があるとの観測が流れた後、同社の米国預託証券(ADR)は同日と翌日それぞれ14.8%、12.6%急落した。これを受けて同社は19日、緊急に1,652万単位(1単位7米ドル)のADRを発行して最高1億3,300万米ドルを集めるとする資金調達計画を発表するなど懸念の解消に努めている。