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作成日:2009年12月21日_記事番号:T00019988
タッチパネル各社、中国での生産拡大を加速
タッチパネル需要の拡大およびコスト抑制のため、タッチパネルメーカーが中国での生産拡大を加速している。21日付電子時報が報じた。
同業では最も早くから中国に生産拠点を構える洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)は現在、台湾・観音工場(桃園県)のほか、中国華南地区の広東省恵州市、浙江省平湖市の2工場を含め計3拠点を設けている。
また熒茂光学(ミルデックス・オプティカル)は今年、タッチパネル生産拠点すべてを高雄から中国江蘇省無錫へと移転。桃園県平鎮に生産ラインを集中させている、金仁宝集団傘下の時緯科技(SWENC)も先ごろ、初めての中国生産拠点を江蘇省昆山に設置すると発表した。明基友達集団傘下の達虹科技(CANDO)も、友達光電(AUO)の重要拠点である蘇州に生産ライン設置し、2010年に稼働させる計画だ。
さらに19日付経済日報によると、中小型液晶パネル大手、勝華科技(ウィンテック)も、中国でのタッチパネル後工程モジュール生産能力増強を計画しており、中国子会社、万士達液晶顕示器(広東省東莞市)および聯建(中国)科技(蘇州)に各3,000万米ドルを投じ、設備更新、生産能力拡充を進める考えだ。