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新型インフルワクチン、接種後に7歳男児死亡


ニュース 社会 作成日:2009年12月22日_記事番号:T00019996

新型インフルワクチン、接種後に7歳男児死亡

 
 台中市在住の7歳男児が先月19日、学校で新型インフルエンザ国産ワクチンの接種を受けたところ、翌日から発疹(ほっしん)や高熱などを訴えて入院治療を受けたが、敗血症と脳幹出血により、33日後の22日に死亡した。ワクチン接種との因果関係には否定的な見方が多いが、男児の父親は行政院衛生署を提訴する姿勢を見せている。22日付蘋果日報が伝えた。
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疾病管制局の郭旭崧局長は、父親が衛生署を提訴するとしていることについて「家族の決定を尊重する」としながらも「ワクチン接種政策に変更はない」と強調した(22日=中央社)


 男児の死亡について、行政院衛生署疾病管制局の周志浩副局長は「世界でワクチン接種で敗血症を起こし死亡した例はなく、専門家はワクチンと死因に因果関係はないとみている」と述べた。また、男児を診察した台大医院小児科の医師は「転院してきた段階で多臓器不全に陥っていたが、ワクチン接種から3週間経過しており、ワクチンとの関連性を断定するのは非常に困難だ」と述べた。

 男児の父親は医師で、「ワクチンは臨床試験の人数が少ないまま実用化された。子供は誤った政策の犠牲者だ」などと述べ、法廷で争う構えを示した。