ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国・中央匯金投資、台湾投資に関心か


ニュース 金融 作成日:2009年12月22日_記事番号:T00020001

中国・中央匯金投資、台湾投資に関心か

 
 中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長による台湾訪問には、中国の政府系投資会社、中央滙金投資の幹部らも同行しており、台湾投資に向けて何らかの接触が行われるのではないかとの観測が高まっている。22日付蘋果日報が伝えた。

 今回の訪台団には、資本金が3,742億人民元(約5兆円)に達する中央匯金の経営幹部、梁驤氏や国家開發投資公司の施洪祥副総経理が含まれており、両社が台湾に事務所開設を計画しているのではないかといった憶測を呼んでいる。

 梁氏は「両岸(中台)には穏やかな春が訪れ、協力の機会が生まれた。それこそわたしが台湾に来た理由だ」と述べ、台湾への投資に関心を抱いていることを示唆した。

 中央匯金は中国国家投資公司の全額出資子会社で、中国の国有銀行に出資している。中国政府色が強いことから、台湾側が中国資本による金融機関への投資をどこまで認めるかを見極める上で、同社の動きは重要な意味を持つ。

 このほか、国家開発投資は既に台湾の金融持ち株会社2~3社と接触したとされる。