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遠雄集団、中国不動産大手と提携に意欲


ニュース 建設 作成日:2009年12月22日_記事番号:T00020003

遠雄集団、中国不動産大手と提携に意欲

 
 不動産開発大手の遠雄集団(ファーグローリー)の趙藤雄董事長は21日、中国不動産市場への進出を目的として、中国同業大手の世茂集団と香港に合弁会社を設立することで協議を行っていることを明らかにした。22日付工商時報が伝えた。

 趙董事長によると、合弁企業は世茂の許栄茂主席が董事長を務め、中台および香港の不動産企業10~20社に同事業への参加を呼び掛ける。新会社の資本金規模は10億米ドル以上で、台湾と中国・香港企業による折半出資とする。早ければ来年春節(旧正月)明けに設立する。 

 世茂集団は香港や上海、北京などの大都市をはじめ、中国の中堅都市などで大規模な不動産投資・開発を行っている。2007年7月末での時価総額は800億香港ドル(約9,400億円)で、同グループ董事局の許主席は今年、中国の業界長者番付で首位を獲得した。許主席は中台間の金融監督に関する覚書(MOU)締結後の中台関係を好感しており、「双方による共同不動産開発のプラットフォームを構築したい」と抱負を語った。