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半年以内に使用のクレジットカード、過去最高の60.5%に


ニュース 金融 作成日:2009年12月22日_記事番号:T00020004

半年以内に使用のクレジットカード、過去最高の60.5%に

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)が1日発表した統計によると、現在発行されているクレジットカード総数のうち、直近半年内に使用されたカードが占める比率は、今年10月末時点で60.5%となり過去最高を記録した。22日付工商時報が伝えた。

 半年内に使用されたカードの比率を発行銀行別でみると、シティバンクが77.4%と業界首位、中国信託商業銀行(CTB)や台北富邦銀行など5行で69.7%を超えた。銀行関係者によると、クレジットカードの発行コストは1枚当たり年間600~800台湾元(約1,700~2,200円)がかかるため、銀行側も使われていないカード数の減少に努めた結果、使用率が上昇したもようだ。また、不景気による消費低迷対策として行われた、カード決済の促進キャンペーンなども奏功したとみられる。

 一方、10月のクレジットカードによる決済額は1,183億7,000万元で、前月から19億3,000万元増加し、消費者の購買意欲に一定の回復が見られた。また、カード1枚当たりの平均決済金額は6,315元で、発行枚数上位5行では同7,000元を上回った。