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作成日:2009年12月22日_記事番号:T00020014
エイサーのスマートフォンOS、クアルコムBMPも採用か
宏碁(エイサー)は、2010年発売予定のスマートフォン8~10機種のプラットフォームとして、Windows Mobile(ウインドウズモバイル)とグーグルのアンドロイドのほか、クアルコムのBrew Mobile Platform(BMP)の採用も検討している。クアルコムのソフトとハードを組み合わせた低価格機種を導入し、宏達国際電子(HTC)に対抗したい考えとみられる。22日付電子時報が報じた。
なお、エイサーのスマートフォンはこれまで、自社開発、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)を問わず、第3世代(3G)チップにすべてクアルコムの製品を採用してきた。しかし、このほど鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)がエイサーから受注したアンドロイド搭載3機種には、クアルコム製品より低価格のSTエリクソンのPNX6710が採用される。
エイサーは、全地球測位システム(GPS)携帯電話事業からの撤退を決めた神達電脳(マイタック・インターナショナル)出身の30人を開発チームに加えたほか、前マイタック携帯電話事業部副総経理の?兆源氏を3Gスマートフォンチームの責任者に据えるなど、組織力を強化している。