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TSMC、1月に15%昇給


ニュース 電子 作成日:2009年12月22日_記事番号:T00020018

TSMC、1月に15%昇給

 
 ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は21日、来年1月1日から給与・賞与体系を見直し、全従業員に対し15%の昇給を行うと発表した。このほか来年1月25日には、2カ月の春節ボーナス(年終奨金)を支給、さらに第1四半期には例年通り給与調整を行い、4月から適用する。22日付工商時報が報じた。

 自社株現物支給(分紅)については、通常翌年の7~8月まで待たなければならないが、2009年分は来年2月に半分、7~8月に残り半分を支給する。さらに10年分は来年5月、8月、11月、11年2月に毎四半期分の半分を前倒しで支給し、来年の7~8月に残り半分を支給する。

 張忠謀TSMC董事長は同日、全従業員にあてたメッセージを発表し、「分紅の支給は従業員にとって遅すぎる感があり、支給額も不確定で不安感が強い」として、「当社では従業員に安心して仕事をしてもらい、その結果をタイムリーに分け合うために新たな体系を打ち出した」と説明した。

 現在のところ聯華電子(UMC)を含む多くの企業は、TSMCの昇給計画に追随しない考えを示している。