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花蓮県長「前妻」の副県長任命、「偽装離婚」判断で無効に


ニュース 社会 作成日:2009年12月23日_記事番号:T00020023

花蓮県長「前妻」の副県長任命、「偽装離婚」判断で無効に

 
 傅崐萁花蓮県長が離婚した前妻徐榛蔚さん(42)を副県長に任命すると宣言し、適法性が問われた問題で、内政部は22日、傅県長が妻を副県長に就任させるため、計画的に「偽装離婚」したものだと認定し、徐さんの副県長就任を無効とする決定を下した。傅県長は監察院から公職人員利益衝突回避法違反で100万台湾元以上、最高で500万元(約1,420万円)の罰金処分を受ける見通しだ。

 内政部の決定を受けて傅県長は23日午前、記者会見を開き、徐さんに対する副県長任命の撤回を表明した。ただ内政部が、行政院をはじめ各部会を集めて同問題について議論したことについて「驚くほど非効率的だ。今後台湾住民2,300万人の婚姻はすべて部会を跨いだ議論による認定が必要になるのか」と皮肉も漏らした。

 傅県長は20日に行った就任演説で突然、徐さんを副県長に任命すると宣言し、「妻とは既に離婚している」と述べ、任命に法的問題はないと主張していた。