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商品検査に関する中台合意、上海ガニの輸入も再開へ


ニュース その他分野 作成日:2009年12月23日_記事番号:T00020028

商品検査に関する中台合意、上海ガニの輸入も再開へ

 
 22日に行われた中台第4回民間トップ会談で、商品検査に関する「海峡両岸標準計量検験協議」が署名されたことを受け、経済部標準検験局の黄来和副局長は同日、中台間での安全検査システム構築にめどが付き、来年3月末にも衛生検査に関する情報交換がスタートするとの見通しを明らかにした。これに伴い、2年間にわたりストップしている中国からの上海ガニ輸入も再開される見通しだ。23日付工商時報が伝えた。

 経済部の林聖忠政務次長は、標準計量検験協議の署名を受けて記者会見し、「両岸(中台)の産業界は長い間、商品規格や検査基準の不一致でビジネスチャンスが失われる問題に直面していたが、今後の協力で緩和が見込まれる」と述べた。

 台湾でしばしば問題化する中国製食品の安全性に関しても、情報交換の拡大により、対策が強化される見通しだ。例えば、上海ガニは台湾側の検査基準が厳しいため、中国側が輸出しても水際で輸入が認められないケースが相次ぎ、事実上輸入が中断しているが、今後は養殖環境を含む情報交換の徹底で安全性が確認されれば、輸入再開に弾みがつく見通しだ。