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高集光太陽光発電実験場、高雄県に完成


ニュース 公益 作成日:2009年12月23日_記事番号:T00020032

高集光太陽光発電実験場、高雄県に完成

 
 行政院原子能委員会核能研究所はこのほど、高雄県路竹郷にアジア最大規模となる高集光太陽光発電(HCPV)実験場を建設し、22日から運用を開始した。世界的にはスペインにある施設に次ぐ規模で、台湾の太陽電池発展の新たな象徴となりそうだ。23日付中国時報が伝えた。
 
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多くの集光板が並ぶ光景は壮観だ(22日=中央社)
  
 同実験場は2億台湾元(約5億7,000万円)を投資して建設された。敷地面積は2ヘクタールで141枚の集光板が設置されている。出力は100万ワット(W)。HCPVとは、多数のヘリオスタット(太陽追尾型反射鏡)を使って集光を行い、受光部に太陽電池を設置することで効率的な発電を実現するシステムで、今後実用化が期待されている。

 計画責任者は、発電量は太陽光の強さにもよるが、年間110万キロワット時(kWh)に達すると見込まれ、660~700トンの温室効果ガス削減効果が期待できるという。記念式典には劉兆玄前行政院長や行政院原子能委員会の蔡春鴻主任委員らが出席した。