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サッカーW杯、放映権交渉が難航


ニュース 社会 作成日:2009年12月24日_記事番号:T00020053

サッカーW杯、放映権交渉が難航

 
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会開幕を来年6月に控え、放映権獲得交渉が難航しており、来年2月末までに合意に至らなければ、台湾でW杯が中継されないという異例の事態を迎える可能性も出てきた。24日付中国時報が伝えた。

 W杯の放映権料は、最近著しく高騰している。2006年ドイツ大会で年代電視(ERA)が支払った金額は約300万米ドルだったが、今大会は韓国が1,000万米ドル、日本が950万米ドルで合意している。このため台湾でも放映権料の25~30%アップが避けられない見通しだが、台湾各局は放映権獲得に向けた姿勢は消極的なものとなっている。開催地とは時差が7時間あり、視聴率が稼ぎにくい点も各局が契約を渋る原因となっている。

 過去2大会連続で放映権を獲得した年代電視は優先交渉権を保有していたが、最終期限の10月末までに交渉がまとまらなかった。年代はドイツ大会並みの水準で放映権獲得を目指したが、放映権代理業者が条件を拒否。このため代理業者は民間全民電視(FTV)、中天電視にも接触したが、いずれも合意には至っていない。

 インターネットでのメディアオンデマンド配信に関しても、高額な権利料がネックとなっており交渉が難航したままだ。