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MRT信義線、延長計画に経建会承認


ニュース 運輸 作成日:2009年12月24日_記事番号:T00020059

MRT信義線、延長計画に経建会承認

 
 2012年の開通を目指して建設が進められている台北MRT(都市交通システム)信義線(中正紀念堂~象山)の東方面への延長計画が、行政院経済建設委員会(経建会)の審議を通過した。計画では、信義路六段と、信義区福徳街と大道路の交差点付近に社会福祉施設の集積地として開発が計画される「広慈博愛園区」前に新たな駅が設置される。延長部分は、早ければ2年後に着工し、17年の開通が見込まれる。24日付聯合報が報じた。

 台北市捷運工程局は、「信義線の延長は、信義計画区以東の交通の流れをスムーズにするほか、広慈博愛園区開発と足並みをそろえて建設計画を立てることで同地区の都市再開発に新たなチャンスをもたらす」としている。

 しかし延長計画については、距離が1.54キロメートルと短いにもかかわらず、建設コストが124億5,000万台湾元(約352億円、中央政府が47億5,000万元、市政府が77億元を負担)に上るため、「史上最も高価なMRT」と評される。また環境保護団体からは「その金があれば、近隣住民5万人に25年間無料バス利用を提供できる」との批判も上がっている。