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TIMCが代替案検討か、レックスチップへ出資も


ニュース 電子 作成日:2009年12月24日_記事番号:T00020078

TIMCが代替案検討か、レックスチップへ出資も

 
 政府の「DRAM産業再生プラン」は、立法院で4度にわたり行政院国家発展基金(国発基金)による台湾創新記憶体(TIMC)への出資に反対決議が行われたことで暗礁に乗り上げているが、最近業界でTIMCが代替案の「B計画」を練っているとの観測が流れている。「B計画」は、TIMCによるエルピーダメモリ傘下の瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)への出資を通じ、政府が台湾DRAM産業の改革を図るというもののようだ。24日付電子時報が報じた。

 この観測に対し、レックスチップの2位株主でエルピーダの合弁パートナー、力晶半導体(PSC)が警戒感を強めており、エルピーダへ譲渡したレックスチップ株の買い戻しを盛んに表明している。力晶は今年のDRAM価格反転で財務状況が改善したため、金銭面での懸念は薄く、エルピーダ側の判断が注目されている。