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中台間の中継貨物輸送、陳雲林会長が「問題少ない」


ニュース 運輸 作成日:2009年12月25日_記事番号:T00020096

中台間の中継貨物輸送、陳雲林会長が「問題少ない」

 
 交通部の葉匡時政務次長は24日、台湾が実現を求めている中台直航便による航空貨物中継輸送と中国人旅客の第三国への乗り継ぎについて、中国・海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長が「航空貨物の中継輸送は比較的問題が少ない」と語ったことを明らかにした。交通部はこれまでの中台航空協議で中継輸送は認められたとの立場だが、中国側は認めていないため、交通部は陳会長の発言が中国の政策転換を意味するのか確認を行う構えだ。25日付工商時報が伝えた。

 業界関係者によると、11月に台湾航空会社が行った中継輸送が、中国の大手航空会社の通報により摘発されたことがあったという。背景には中国および香港の航空会社の利害に反することがあるようだ。

 現在台湾の航空会社は、中台間の貨物航空便のうち、上海便では週7便の割り当て便数がフルに利用されているが、広州便は中継輸送ができないことや香港の航空会社との競争により現在フライトが週1便にとどまっている。

 中華航空は、中継貨物の輸送が実現すれば中台間の貨物輸送業務は約50%成長するとみている。