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作成日：2007年8月9日_記事番号：T00002010
華宝、ＨＰのＯＤＭパートナー有望
９日付工商時報によると、華宝通訊（コンパル・コミュニケーションズ）が米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）の携帯情報端末（ＰＤＡ）のＯＤＭ（相手先ブランドで設計から製造までを担当）メーカーに選ばれる可能性が高まっている。
これは、ＨＰの世界各地の研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターの役割分担見直しに伴うもの。最近設立した台北のＲ＆Ｄセンターは、マイクロソフト（ＭＳ）のＰＤＡ委託生産を行っている台湾メーカーの豊富なリソースを利用してＰＤＡのＲ＆Ｄを進める予定で、華宝はＭＳの作業システムを積極的に受注してきたため、白羽の矢が立ちそうだ。
また、ＨＰはこれまでスマートフォンやＰＤＡを、普通の携帯電話と同じように販売業者を通じて売っていたが、ビジネスパーソンを顧客ターゲットにしている同社にとっては効果が薄く、厳しい価格競争にも巻き込まれたため、販売方法の見直しを図る。
ＨＰとこれまでＯＤＭで協力関係にあった台湾メーカーでは、奇美通訊（ＣＭＣＳ）１社のみが引き続き受注を得られそうだ。
