ニュース 電子 作成日:2009年12月25日_記事番号:T00020105
受動部品大手の国巨(ヤゲオ)、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)、禾伸堂企業(ホーリーストーン・エンタープライズ)の3社はいずれも、2010年の設備投資計画で、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の生産能力増強を掲げている。25日付電子時報が報じた。
ヤゲオは、来年MLCCの生産能力を15%以上拡充すると発表した。華新も来年の設備投資に10億台湾元(約28億円)を投じ、生産能力を15%増強する計画だ。ホーリーストーンは特殊製品の開発に注力するため、設備投資額は4億5,000万~6億元と比較的少額となるとしている。ただ、生産能力を引き続き拡充し、売上高全体に占める自社生産製品の割合を現在の30%前後からさらに引き上げる構えだ。
MLCC生産能力の拡大が平均販売価格(ASP)の下落を引き起こすかに注目が集まるが、台湾MLCCメーカー各社は、ノートパソコン、液晶テレビ、スマートフォンなど向け出荷見通しを楽観しており、来年上半期のASPにはそれほど変動がないとみている。大容量MLCC市場での日韓大手の競争が続けば、同製品のASPが下がる可能性もあるがその他製品に影響する可能性は低いとの見方だ。
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