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中科二林園区で起工式、彰化県に経済効果


ニュース その他分野 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020114

中科二林園区で起工式、彰化県に経済効果

 
 環境影響評価の遅れなどから着工が遅れていた中部科学工業園区(中科)二林園区(彰化県二林鎮)で12月26日、起工式が行われた。12月27日付工商時報が伝えた。

 二林園区は総面積635ヘクタール、うち工場用地面積は356ヘクタール。これまでに友達光電(AUO)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)、中華映管(CPT)、帝宝工業(デポ・オートパーツ)、和大工業、仏エアリキードなど10社以上が進出を計画している。投資誘致額は最大で1兆2,000億台湾元(約3兆5,000億円)、年間売上高は9,200億元が見込まれ、3万件の雇用創出効果が期待されている。

 起工式には馬英九総統、呉敦義行政院長、楊文科・中科管理局長や地元関係者ら約1,200人が出席した。馬総統は「二林園区の着工は、政府によるハイテク産業発展支援に変わりがないことを示しており、2010年は彰化ハイテク立県の元年となる」とあいさつした。

 二林園区は半導体産業の集積地として発展が期待されており、周辺で工場の新設や拡張が相次ぐなど早くも地元に経済効果をもたらしている。このうち、タイヤ大手の正新橡膠工業は彰南科技園区に200億元の投資を計画。帝宝工業は彰化県鹿港鎮で6億6,000万元の投資による工場拡張を計画している。