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中国による台湾調達、09年は140億米ドル


ニュース その他分野 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020115

中国による台湾調達、09年は140億米ドル

 
 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の范麗青報道官は12月30日、中国企業などによる台湾からの調達額は、2009年の1年間で140億米ドルに上ったことを明らかにした。31日付工商時報が伝えた。

 中国は09年、広西チワン族自治区や四川省、江蘇省、河南省など地方政府や、商務部傘下の海峡両岸経貿交流協会(海貿会)などが編成した調達団が、電子製品から機械、石油化学、紡織、食品、農産品に至るまで幅広く調達を行った。范報道官は「これら調達団による調達総額は台湾の同年1~11月輸出総額1,836億4,000万米ドルの7.6%に達し、金融危機による台湾の輸出減食い止めに貢献した」と述べた。

 范報道官はまた、「台湾からの農産物調達には、調達元企業、輸出・輸入業者など中間業者が存在するが、これを減らし台湾同胞が多くの利益を得られるようにしたい」と述べた。また、調達分野の偏りが指摘されていることについては「過去20年間の両岸(中台)産業の分業により引き起こされたことだ」と説明した。