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食品薬物管理局が発足、一元管理体制に


ニュース 食品 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020123

食品薬物管理局が発足、一元管理体制に

 
 食品・医薬品行政を統括する部署として、行政院衛生署に1日、食品薬物管理局(TFDA)が設置され、業務を開始した。同日の中央広播電台(中央ラジオ)が伝えた。
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看板の除幕式に出席した呉敦義行政院長は、「食品や医薬品使用の安全を確保するためには、検査や判断の正確さ、迅速さ、親身さが必要になる」と指摘した(1日=中央社)
 
 食品薬物管理局は、これまで食品衛生処、薬政処、薬物食品検験局、規制薬品管理局などが別々に担当していた業務を一本化する形で発足した。米食品医薬品局(FDA)のような一元管理体制を取ることで、縦割り行政の弊害をなくし、リスク管理能力や緊急時の対応能力を強化する狙いがある。

 リスク管理に向けては、科学的な根拠に基づく「商品安全健康リスク評価センター」を設置し、安全性に対する事前の警戒体制を強化するほか、食品や医薬品の安全性に関する重大事案に速やかに対応する体制を整える。また、食の安全をめぐっては、食品の加工プロセスや販売記録の追跡などを通じ、消費者の食の安全を確保する。医薬品に関しては、審査の透明性を向上させ、バイオ産業の発展に向けた支援も行う。