ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

華新麗華、台中港工業区に新工場


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020126

華新麗華、台中港工業区に新工場

 
 銅線材・電線ケーブル大手の華新麗華(WALSIN)は、台中港加工出口区で50億台湾元(約145億円)を投資し、年産50万トン規模のコイル工場を建設する計画だ。建設計画は既に当局の認可を取得しており、早ければ2010年中にも着工を予定している。12月28日付工商時報が伝えた。

 同社はまた、台南県塩水鎮のステンレス工場で電炉の拡張を行い、生産能力を年35万トンから40万トンに拡大する。

 華新麗華は当初、中国でステンレス川下製品の工場を設置する予定だったが、中国政府がエネルギー効率の悪い鉄鋼産業の工場新設を厳しく規制し始めたため、中国で既存のステンレス工場を買収し、生産設備の改良を進める方針へと転換した。

 同社は山東省煙台市で煙台黄海鋼鉄の工場を買収し、生産設備の改善、拡充を進めてきた。同工場は高炭素鋼を年30万トン生産するほか、近く年10万トン規模でステンレスの生産を開始する。このほか、江蘇省常州市の武進大衆鋼鉄でも設備改善を進め、生産能力を年25万トンまで引き上げた。