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メディアテックなど、Mスター従業員を告訴


ニュース 電子 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020135

メディアテックなど、Mスター従業員を告訴

 
 IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)などは12月21日、ライバル企業の晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)の従業員2人に特許を侵害されたとして、新竹地検に刑事告訴した。26日付経済日報が伝えた。

 メディアテックは携帯電話用ソフトウエア業者の景発科技と共同でMスターの従業員を告訴した。問題の従業員は景発科技からMスターに転職した経歴があり、新竹地検は22日に2人から事情を聴いた。

 メディアテックは25日、事実関係を認めた上で、「問題の従業員は重要な関連ソフトウエアや機密文書をコピーし、Mスターに転職したとみられる。捜査が進んでいるため、詳細にはコメントできない」と説明した。

 Mスターの梁公偉董事長は「メディアテックと景発科技は従業員個人の過去の行為について調べているとみられる。Mスターとしては、弁護士に依頼し調査に協力している」とコメントした。

 Mスターは台湾での株式上場を計画しているが、法廷トラブルの行方次第では、上場スケジュールに影響が出る事態も考えられる。Mスターは最近、華碩電脳(ASUS)子会社の華碩控股から1,600万米ドルの出資を受けている。