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PVIとLGDが戦略提携、台韓協力で中国市場狙う【表】


ニュース 電子 作成日:2010年1月4日_記事番号:T00020136

PVIとLGDが戦略提携、台韓協力で中国市場狙う【表】

 
 永豊餘集団の電子ペーパー大手、元太科技工業(PVI)と韓国のLGディスプレイ(LGD)は12月28日、▽特許の相互授権(クロスライセンス)▽生産能力の共用▽共同調達▽LGDによるPVIに対する資金援助──の4項目にわたる全面的な戦略提携を発表した。この提携によりPVIは業界最大手の座を不動のものにし、急成長する中国市場を台韓で狙うことになる。29日付経済日報が伝えた。
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 LGDは今回の提携に先がけ、PVIが12月初旬に海外預託証券(GDR)を発行した際、1,000万米ドル分を引き受けて出資比率を0.5%とした。また、今後PVIの生産委託先、韓国ハイディスの社債3,050万米ドル分を引き受ける。さらに、LGDはPVIが買収した米国の電子ペーパー材料メーカー、イーインクから材料を調達する一方、PVIはLGDの電子ペーパー向けバックプレーンを採用する予定だ。

 技術面では、LGDのIPS方式の液晶パネルにおける広視覚技術と、ハイディスの独自技術、視野角を上下左右に広げられるFFSを結合させ、より優れた技術を開発する計画だ。

 永豊餘集団の何寿川総裁は、「両社の提携で電子ペーパーの品質を向上させ、より多くの応用製品を生み出したい」と抱負を語った。