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作成日：2010年1月4日_記事番号：T00020137
友達集団、力特の偏光板生産設備を買収
明基友達集団傘下の光学材料メーカー、達信科技（ダクソン・テクノロジー）は12月29日、業績悪化で財務構造改善に取り組む偏光板メーカー、力特光電科技（オプティマックス・テクノロジー）の南部科学工業園区（南科）の設備買収および工場賃貸に関する意向書を交わしたと発表した。詳細については協議中だが、取引総額は数十億台湾元（１台湾元＝約2.9円）に上るとみられる。30日付工商時報などが伝えた。
達信科技は偏光板の世界シェア８％で、ＬＧ化学、日東電工、住友化学に次ぐ世界４位。現在の年産能力は270万～285万平方メートル。今回、力特光電の液晶パネル向け偏光板前工程生産ラインと設備を買い取り、工場を６年間借り受けることで、台湾首位の座を不動のものとする構えだ。
力特光電によると、売却予定の南科の生産ラインは現在生産を中断している。今回の売却や貸し出しによる収入は、借入金の利子返済に充てる。今年のパネル景気の見通しが良いため、証券会社は年内に損益均衡を達成できるとみている。
