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新型インフルワクチン、台湾産と輸入の選択可能に


ニュース 社会 作成日:2010年1月5日_記事番号:T00020143

新型インフルワクチン、台湾産と輸入の選択可能に

 
 楊志良・行政院衛生署長は4日、新型インフルエンザワクチンを接種した男児が昨年末に死亡して以降、台湾製薬メーカー、国光生物科技(アディミューン)生産の「国光ワクチン」の安全性を懸念する声が高まっていることを受け、今週から市民がワクチン接種を受ける際に、国光ワクチンかスイスのノバルティス社製の輸入ワクチンのいずれかを自由に選択することを認めると発表した。5日付自由時報が伝えた。
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政府報道官の蘇俊賓・行政院新聞局長は4日、国光のワクチンを打った際「国産の国光を支持する」と語った(4日=中央社)

 男児死亡と国光ワクチンの因果関係は証明されていないが、保護者らの間では国光ワクチンを忌避する動きが広がっている。衛生署は医療現場や立法委員からの圧力に加え、ノバルティス社製のワクチンが十分に確保できたことを受け、ワクチンの選択を認める方針に転換した。

 衛生署疾病管制局の統計によれば、過去4日間のワクチン接種件数はわずか2万件で、接種率はいまだに20%余りにとどまっている。

 台大医院小児感染科の黄立民主任は「どちらのワクチンにも大差はない」と説明している。ただ、医療関係者は2回目の接種時には1回目と同じワクチンを接種すべきだと呼び掛けている。