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第一銀、不動産ローンの総量規制実施【表】


ニュース 金融 作成日:2010年1月5日_記事番号:T00020149

第一銀、不動産ローンの総量規制実施【表】

 
 第一商業銀行(ファーストバンク)はこのほど、今年の不動産ローン貸出残高目標を3,219億台湾元(約9,400億円)に設定する総量規制を文書で各支店に通達した。昨年11月の同残高(3,212億元)並みの水準に貸出残高を抑制し、毎月の新規融資と返済分の均衡を図るよう求める内容だ。5日付工商時報が伝えた。
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 同行は融資申請者、物件所在地、金利などの審査を強化し、物件価格に占める融資額の割合、融資比率で他行と競争しない方針を示した。周伯蕉副総経理は「不動産ローンの総額を現状のまま維持し、金額よりも融資の質を重視したい」と述べた。

 同行はまた、彰化商業銀行(CHB)、華南銀行が導入した公務員向けの優遇住宅ローンに追随しないことも決めた。都市再開発事業への融資には今後も積極的に取り組んでいく。

 第一銀とは対照的に、彰化銀、華南銀は不動産ローン貸出残高を今年はそれぞれ10%以上、6%以上伸ばす方針を打ち出している。