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TPV、武漢電視機廠で液晶テレビ生産へ


ニュース 家電 作成日:2010年1月5日_記事番号:T00020158

TPV、武漢電視機廠で液晶テレビ生産へ

 
 液晶モニター受託世界最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)は、中国湖北省武漢市蔡甸区政府と地場家電メーカー、武漢電視機廠と生産リストラに関する協定を結び、同社で今年4月にも液晶テレビの生産を開始する計画だ。5日付経済日報が中国現地メディアの情報として伝えた。

 武漢電視機廠はかつて「鶯歌」ブランドのカラーテレビで知られたが、経営不振で市場から撤退していた。TPVは当初、自社ブランドで液晶テレビを生産し、技術と市場が固まった時点で、「鶯歌」ブランドを復活させる構えだ。

 非効率の国有企業が淘汰(とうた)される過程で消滅した家電ブランドが復活を遂げるのは異例だ。市場から「鶯歌」ブランドが姿を消してもなお、武漢市民の間では同ブランドの知名度が高い。このため、地元では老舗ブランドの復活に向けたTPVの経営てこ入れに大きな期待が集まっている。