ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ECSのノートPC部門、100人超の人材流出か


ニュース 電子 作成日:2010年1月5日_記事番号:T00020160

ECSのノートPC部門、100人超の人材流出か

 
 精英電脳(ECS)は、2006年にノートパソコン受託生産メーカーの志合電脳(ユニウィル・コンピューター)を買収したことでPCの受注増が期待されていたが、双方の統合が順調に進まず、ECSのノートPC部門では過去1年で100人以上の離職者が出たとの観測が流れている。5日付電子時報が報じた。

 同紙によるとECSからの離職者のうち半数以上が、元ECSノートPC部門総経理がが経営幹部を務める浩鑫電脳(シャトル)に加わったとされる。さらに浩鑫に転じた人材の多くは志合出身者が多く、ECSが志合を買収した際、同時に獲得した中国や中南米からの受注も、浩鑫の低価格戦略によって奪われる危機にさらされているという。

 ECS内部の情報によると、同社は離職した100人余りの人材と「競業禁止契約」を結んでいなかったため、浩鑫への流出が防げなかったとみている。このため同社はこのほど改めて従業員に対し契約に競業禁止条項を追加することを求めた。