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台プラ傘下の南亜光電、LED事業拡大へ増資


ニュース 電子 作成日:2010年1月5日_記事番号:T00020165

台プラ傘下の南亜光電、LED事業拡大へ増資

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の発光ダイオード(LED)照明メーカー、南亜光電は今年第1四半期内に40%以上の減資に続き、大幅な増資を行い、資本金を20億台湾元(約58億3,000万円)まで拡大する構えだ。5日付工商時報が伝えた。

 南亜光電の資本金は現在7億元で、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)が88.57%を出資している。台塑集団はまず、南亜光電で3億~3億5,000万元規模の減資を実施し、損失を一掃した上で、増資を行う構えだ。

 増資にはLED用エピタキシャルウエハー・チップ最大手の晶元光電(エピスター)が10億元の引き受けを表明しているほか、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)などグループ企業が参加する見通しとなっている。増資後にはエピスターが南亜光電の筆頭株主に浮上するとみられる。今後は日系メーカーとの提携も視野に入れる。

 南亜光電の王瑞瑜董事長は「競争力を強化するため、減資、増資を計画している。財務条件を改善し、エピスターとの技術提携関係を構築したい」と述べた。