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大潤発、ELDP店舗を導入へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年1月6日_記事番号:T00020176

大潤発、ELDP店舗を導入へ

 
 量販店大手の大潤発(RTマート)が、特定のセール期間を設けず常に低価格で商品を販売する「エブリデー・ロープライス(EDLP)」戦略による店舗展開に乗り出す。まず台中市北区の忠明店にEDLP方式を導入し、平均小売価格を従来より1~3割引き下げる。広告を打たないことで年間1,200万台湾元(約3,400万円)以上のコストが削減でき、安売りによる粗利益低下分を補えるとしている。6日付経済日報が伝えた。

 大潤発は昨年、来客数や客単価の下落で売上高を約3%落とした。徐顥祐同社総経理は、今年の経済成長率は2%とどまると予測した上で、「市場に景気回復の兆しは見えるが、過去の水準を取り戻すことは難しい。消費者は常に低価格商品への期待が高い」とEDLP店舗導入の理由を説明した。

 忠明店の業績をみて、来客数5~10%の成長があれば、台湾全土に同方式を導入する方針だ。

 一方、家楽福(カルフール)も昨年から、台北市内湖区の店舗を「在庫一掃店」とし、最高9割引での販売を行っている。商品は北部の8店舗から在庫品を集め、大幅な割引で来客数を2割伸ばしたという。