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製靴大手の宝成中国、「達芙妮」と提携【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年1月6日_記事番号:T00020178

製靴大手の宝成中国、「達芙妮」と提携【表】

 
 製靴世界最大手の宝成国際集団は5日、中国の婦人靴ブランド「達芙妮(DAPHNE)」と提携関係を結んだ。達芙妮は宝成の中国法人、愛意精品鞋業(上海)の第三者割当増資で株式60%を10億台湾元(約28億7,000万円)で取得し、愛意の婦人靴ブランド「Aee」を共同で販売していく。6日付経済日報が伝えた。
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 愛意精品鞋業は宝成集団傘下の裕元工業が筆頭株主だったが、達芙妮からの出資を受け、裕元の出資比率は40%に低下する。

 達芙妮の陳賢民総経理は「これは協力の第一歩で、さらに提携を拡大することもあり得る」と述べた。市場では、宝成集団と達芙妮が将来的に相互出資に踏み切るのではないかとの観測も出ている。愛意の新董事長には陳総経理の就任が有力視されている。現在の孟繁中董事長は総経理としてとどまる見通しだ。

 愛意は現在、中国、香港、台湾で200店舗以上を展開し、昨年の売上高は約3億人民元(約40億円)、利益は約1,000万人民元だった。達芙妮との提携で、販売網は800~1,000カ所に拡大し、売上高は年間10億人民元に達する見通しだ。