ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

社子島開発にゴーサイン、「台湾のマンハッタン」に


ニュース 建設 作成日:2010年1月6日_記事番号:T00020179

社子島開発にゴーサイン、「台湾のマンハッタン」に

 
 台北市の郝龍斌市長は5日、基隆河と淡水河交差地点の砂州「社子島」開発に着手すると宣言した。今後11年と700億台湾元(約2,000億円)をかけ、294ヘクタールの土地を水辺の景観を楽しめるレジャースポットとして開発し、社子島大橋や軽軌鉄道(ライトレール、LRT)といった交通インフラを建設して「台湾のマンハッタン」としたい考えだ。今年上半期中に計画をまとめ、行政院の承認を待って開発に着手する。6日付工商時報が伝えた。

 同開発案は馬英九総統の台北市長在任中に計画され、10年にわたり審査が続けられていたが、5日に経済建設委員会(経建会)が同開発案が同市洪水防止計画に与える影響と利点に関する報告書を承認したことで、事実上、社子島での建設禁止措置が解除され、開発着手にめどが立った。 

 郝市長によると、社子島開発は4区画に分けて、計240ヘクタールの土地に土を盛り、現在の海抜2メートルから8.15メートルにかさ上げする工事を行う。残り54ヘクタールは大型の緑地公園を建設し、洪水に対する緩衝地帯とする。

 現在居住する3,800世帯については、盛土工事の終わった地区で市価より低価格で土地を売却して移転させる計画だ。