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自動車・二輪車
作成日:2010年1月6日_記事番号:T00020182
12月のバイク販売、過去最高の12.9万台
交通部数拠所の統計によると、2009年12月のバイク新車登録台数は、前年同月比95.02%増の12万9,000台で、単月で過去最高となった。排気量150cc以下のバイクに対する4,000台湾元(約1万1,000円)の貨物税(物品税)減税措置が昨年末で期限切れとなるため駆け込み購入が目立ち、月末4営業日の新車登録台数が同月全体の30%を占めた。一方、通年のバイク新車登録台数は、前年比26.18%減の60万1,486台だった。6日付工商時報が報じた。
光陽工業(KYMCO)、台湾ヤマハ、三陽工業(SYM)の大手3社の主管は、今年1月の需要は6万台だが、12月に前倒しでの購入が行われたため、3万台まで減少するとの見方を示した。今年通年の市場規模については、「昨年を上回ることはないものの、台湾経済に景気回復の兆しがみられ、消費意欲の向上が期待できるため、少なくとも55万~60万台は確保できる」と予測している。
なお、10年バイク市場は、主流機種の排気量が125㏄から同100㏄へと移りそうだ。昨年からの第5期排ガス基準導入による値上がり、および同100㏄バイクの性能向上、多くのメーカーによる同50㏄バイクの生産停止が要因だ。