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AUOのセンサー内蔵タッチパネル、応用先が拡大


ニュース 電子 作成日:2010年1月6日_記事番号:T00020193

AUOのセンサー内蔵タッチパネル、応用先が拡大

 
 友達光電(AUO)は、2009年初めに液晶パネルにタッチセンサーを内蔵した静電容量方式タッチパネルの出荷を開始し、現在世界でほぼ唯一のサプライヤーとなっているが、同年下半期以降、携帯電話、デジタルカメラといったモバイル機器へと応用先が拡大し、出荷量が徐々に増加している。同社のセンサー内蔵型タッチパネルは先ごろサムスン電子が発売したデジカメにも採用されている。6日付電子時報が報じた。

 タッチパネルの応用先拡大に伴い、シャープ、サムスン、奇美電子(CMO)など世界のパネルメーカーが、後工程モジュールや組み立て作業の簡素化を可能にするタッチセンサー内蔵型パネルの開発に取り組んでいる。シャープは光学式センサーを用いた製品を開発して量産を宣言したものの、いまだ市場への出荷は少ない。一方サムスンも光センサーを採用した製品の開発を進めたが、昨年中止を表明した。

 これに対しAUOは光センサー以外に、カラーフィルター(CF)上に静電容量方式の導電層を形成する技術を採用し、傘下のCFメーカー、達虹科技(CANDO)の技術と協力して成果を上げた。