エルピーダメモリは５日、力晶半導体（ＰＳＣ）と合弁で運営している瑞晶電子（レックスチップ・エレクトロニクス）と共同記者会見を開き、今年第１四半期に台湾に研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを設立すると発表した。投資額は総額8,000万米ドルで、40ナノ４Ｆ２プロセス技術のＲ＆Ｄに取り組む。エルピーダは今後Ｒ＆Ｄの中心拠点を、広島工場からレックスチップへと段階的に移行させる方針だ。６日付電子時報などが伝えた。
レックスチップの陳正坤総経理によると、Ｒ＆Ｄセンターは既存の設備を使用してコストを抑える。Ｒ＆Ｄチームは80人の予定で、エルピーダ、レックスチップ、力晶からそれぞれ人材20～30人が投入される。
レックスチップの昨年売上高は295億台湾元（約846億円）。通年で赤字だったものの昨年第４四半期には黒字転換を果たしており、第１四半期中に株式を店頭公開する予定だ。
