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作成日：2010年1月8日_記事番号：T00020228
プロ野球八百長、兄弟・陳致遠外野手も関与か
台湾プロ野球界を舞台とする大規模な八百長事件に関連し、暴力団組織「四海幇」構成員で、野球賭博の大口の賭け手だった「雨刷集団」のリーダー、蔡政宜容疑者が検察当局の取り調べに対し、2002、03年に台湾シリーズＭＶＰに輝き、台湾代表にも選ばれている球界を代表するスター選手である、兄弟エレファンツの陳致遠外野手（33）が八百長に関与していたと証言したことが７日までに分かった。８日付自由時報が伝えた。
検察当局は事実関係を確認するため、近く陳外野手に出頭を求め、事情聴取を行う方針だ。陳外野手の関与が明らかになった場合、台湾プロ野球の看板がさらに傷つくのは必至で、特に関与者が多い兄弟エレファンツは球団存続が改めて危ぶまれる事態となりそうだ。
検察は雨刷集団が少なくとも2007年のシーズンから八百長試合に関与していた事実をつかんでおり、検察は陳外野手に対し、八百長に関与した試合数や謝礼額などについて追及する構えだ。
陳外野手は01年にプロ入りし、03年には打点王に輝いた。昨シーズンはベースランニング中に左腓骨（ひこつ）を骨折したが、台湾シリーズで復帰を果たしていた。
