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ダウンジャケットなどの羽毛含有率、65%が水増し表示


ニュース 社会 作成日:2010年1月8日_記事番号:T00020229

ダウンジャケットなどの羽毛含有率、65%が水増し表示

 
 中華民国消費者文教基金会(消基会)と経済部標準検験局(標検局)は、市販されているダウンジャケットなど羽毛を使用した製品のサンプル調査で、対象となった20点のうち65%に当たる13点で、使用されている羽毛の割合が表示より少なかったことを明らかにした。8日付蘋果日報が伝えた。
 
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標検局は、羽毛含有率が下がれば、即、防寒力の低下につながると指摘した(7日=中央社)
 
 調査は台北、基隆、台中、桃園の百貨店や専門店で市販されている商品を対象に行われた。

 標検局によると「服飾標示基準」の規定により、表記の誤差は3%まで認められる。羽毛が表記を下回る割合だった商品には、スポーツブランドのニューバランスも含まれている。同社の商品はダウン100%の表記だったが、実際は88.7%だった。これに対し同社は「ここ4年間は80%と表記している。検査では古い製品が使われたのではないか」と釈明した。米国の基準では含有率80%以上であれば100%表記が可能だという。

 表記と実際の含有率の誤差が最も大きかったのは皇室羽毛工房の掛け布団「DOWNKET」で、誤差は13.4ポイントに達した。

 標検局は業者に対し改善を求めていくとし、一定期間内に改善されない業者には3万~30万台湾元(約8万8,000~88万円)の罰金を科す方針だ。