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コーニング、パネル各社の中国進出に対応


ニュース 電子 作成日:2010年1月8日_記事番号:T00020248

コーニング、パネル各社の中国進出に対応

 
 中国での液晶パネル工場設置を間もなく政府が開放する見通しとなる中、重要部品であるガラス基板大手、米コーニングは、台湾パネルメーカーの中国進出に対応して現地にガラス溶解炉を設置する方針だ。台湾コーニングのアラン・T・ユースデン董事長は設置の時期について、「ガラス溶解炉はパネル工場に比べて短期間で完成するため、パネル各社と同時、または若干遅くなる」と語った。8日付電子時報が報じた。

 なお、今年に入り液晶パネルの需給が逼迫(ひっぱく)しており、台湾コーニングにはパネル各社がガラス基板の調達交渉に押し寄せているとの観測が出ているが、コーニングは既にフル稼働で生産を行っており、各社の要望を満たすことは難しい状況だという。だが、生産能力の拡充については、景気変動の波が大きいため現時点では慎重な姿勢のもようだ。

 コーニングは先ごろ、2009年のガラス基板出荷量の見積もりを23億平方フィートから24億平方フィートに上方修正するとともに、今年の液晶パネル向けガラス基板の出荷量は27億~28億平方フィートとなるとの見通しを示した。