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中華電信、IP固定電話を展開【表】


ニュース 電子 作成日:2010年1月11日_記事番号:T00020279

中華電信、IP固定電話を展開【表】

 
 中華電信は、インターネットを使った次世代マルチメディア固定電話(IP電話)のサービスを春節(旧正月)明けにも開始する。「智慧好宅」のブランドで展開する新サービスは、通話のほか、自宅の遠隔監視、鉄道乗車券予約、病院の外来登録などのサービスが利用可能になる。11日付工商時報が伝えた。
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 中華電信は現在、1,300万回線の固定電話契約を保有している。同社は年内に2万7,000回線をIP電話に切り替える方針だ。また、新規に建設される住宅4,000戸にも採用を見込む。5年後には50万回線がIP電話に切り替わる見通しだ。IP電話対応電話機の販売価格は約1万元で、調達総額は50億元(約150億円)に達するとみられる。

 中華電信によるIP電話の導入は、光ケーブル整備を目指した「光世代」計画による5年間、600億元の投資計画に続く重要戦略として位置付けられている。また、中華電信の動きは、台湾大哥大(タイワン・モバイル)によるケーブルテレビ(CATV)大手の凱擘(KBRO)買収をけん制し、オンデマンド配信市場でもシェアを死守する狙いもある。