ノートパソコン受託大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、2009年のノートPC出荷台数が3,790万台に達し、ライバル広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の3,590万台を上回り、初めて通年での首位獲得となった。9日付経済日報が伝えた。
一方、通年売上高ではクアンタが7,918億台湾元(約2兆3,000億円)で首位となった。ただ、クアンタは前年比プラス0.77%の微増だったのに対し、2位コンパルは前年比49%増の6,368億元と大幅成長、特に第4四半期は単期過去最高の2,247億元となった。同社は今年第1四半期も同水準を維持し、例年前月比10~15%の減収となる同期としては、過去最高になると見込んでいる。
12月売上高は、クアンタが前月比2.1%減、前年同月比71.05%増の912億元、コンパルが前月比9.6%減、前年比122%増の713億7,000万元で、ともに前年比では大幅成長した。
このほか、緯創資通(ウィストロン)の12月売上高は前月比7.9%増、前年比18.95%増の555億8,000万元。通年では売上高が前年比22.76%増の4,451億元、ノートPC出荷台数は2,575万台で前年比11%増だった。
英業達(インベンテック)は12月売上高が前月比31.71%増の365億9,800万元、通年では前年比13.54%増の3,981億元だった。