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サブプラへの投資規模750億元、金管会発表


ニュース 金融 作成日:2007年8月10日_記事番号:T00002029

サブプラへの投資規模750億元、金管会発表

 
 行政院金融管理監督委員会は9日、焦げ付きが表面化した米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に対する台湾の金融機関の投資額が少なくとも750億台湾元(2,700億円)に上るとの集計結果を明らかにした。内訳は銀行が404億元、生命保険会社が300億元で、25のオフショアファンドも含まれる。10日付経済日報が伝えた。

 同委はサブプライムローン問題の深刻化を受け、域内金融機関を対象にした実態調査を緊急実施した。銀行で被害額が最も大きいのは兆豊銀で、サブプライムローンに関連するCDO(債務担保証券)などに14億元を直接投資し、1億元余りの損失を計上した。生保会社では台湾人寿で4億4,700万元の損失が確定しているが、大手保険各社の多くは損失額がまだ確定していない。サブプライムローン関連の金融商品に投資した生保会社は9社だった。