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HIV感染、献血での発見が倍増


ニュース 社会 作成日:2010年1月12日_記事番号:T00020295

HIV感染、献血での発見が倍増

 
 行政院衛生署疾病管制局によると、昨年上半期に献血センターでの検査で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染が判明した人の割合が、献血者全体の10万分の4.88となり、前年同期の10万分の2.52からほぼ倍増したことが明らかとなった。年齢別では20~29歳が67%で最も多く、職業・身分別では学生が2割となり、サービス業従事者を上回って初めて最大を占めた。12日付自由時報が伝えた。

 疾管局はこの状況に対し、「献血血液の安全と質に深刻な影響を与えている」との懸念を示した。同局はまた、輸血によるHIV感染2例が新たに確認されたことを発表した。うち1例は17歳の少年だった。

 同局が行った、献血時の検査で判明した感染者に対する調査では、46件のうち3割の15人が事前に感染の可能性を認識しており、3人は感染を確認するため献血したことを認めている。

 台湾血液基金会は、「HIV感染の可能性を知りながら、献血を検査に利用し、他者へ感染させた場合、刑事責任に問われることもある」と警告している。