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DRAM主流がDDR3へ移行、台湾メーカーも生産に注力


ニュース 電子 作成日:2010年1月12日_記事番号:T00020317

DRAM主流がDDR3へ移行、台湾メーカーも生産に注力

 
 メモリー業界関係者によると、DRAMの新規格、DDR3を採用する末端製品が増え、DDR2の需要が低下している。南亜科技や華亜科技(イノテラ・メモリーズ)など台湾DRAMメーカーも、DDR3への主流移行を受け、急速に同製品の生産比重を高めている。12日付電子時報が報じた。

 DDR3のスポット価格は容量1GB(ギガバイト)で3米ドルと、この1カ月で20%以上も上昇した。一方、これまで主流だったDDR2は、従来DDR3と足並みをそろえて値上がりしていたが、今回は価格上昇が見られない。主流がDDR3に移行していることや、モジュールメーカーのDDR2在庫水位が高いことが要因とみられる。

 昨年12月に1GBDDR3を1,500万個出荷した力晶半導体(PSC)は、3月には生産比重を75%まで引き上げたい考えだ。力晶とエルピーダメモリの合弁、瑞晶電子(レックスチップエレクトロニクス)も、昨年DDR3の比重は40%だったが、今年第1四半期は50%まで拡大する。

 一方、モジュールメーカーでは依然、DDR3の比重がわずか10~20%にとどまっている。