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鴻海と日亜化学、中国にLED合弁工場設置か


ニュース 電子 作成日:2010年1月12日_記事番号:T00020318

鴻海と日亜化学、中国にLED合弁工場設置か

 
 12日付電子時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が、発光ダイオード(LED)業界最大手の日亜化学工業(本社・徳島県阿南市、小川英二社長)とLED特許利用に関する交渉を進めているほか、合弁で中国湖北省武漢市にLED用エピタキシャルウエハー生産からパッケージング(封止)までをカバーする工場を設置し、中国LED市場の商機を狙うとの観測が出ている。ただ、鴻海はこの観測を否定した。

 日亜化学は、新たな収入源確保のため、ミドル~ローエンド市場参入および中国工場設置の準備を進めているとしている。また鴻海は昨年10月から、武漢東湖高新技術開発区の工場でLED関連製品の量産に入っている。

 現在の両社の提携関係は、日亜化学が出資する光磊科技(オプトテック)から、鴻海集団傘下の液晶パネルメーカー、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)が青色LEDを調達し、同じく鴻海傘下の先進開発光電(アドバンスド・オプトエレクトロニック・テクノロジー)がパッケージングを行った後、群創が組み立てるというものだ。このほか、ハイエンドのLEDは、鴻海が直接日亜化学から調達している。