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中鋼、住金傘下のタイスミロックス社に出資


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2007年8月10日_記事番号:T00002033

中鋼、住金傘下のタイスミロックス社に出資

 
 中国鋼鉄は海外戦略拠点展開の一環として、子会社の中貿国際(チャイナ・スチール・グローバル・トレーディング・コーポレーション)による、住友金属工業グループの電磁鋼板専門加工センター、タイスミロックス社(タイ・アユタヤ県)に対する5,000万元(約1億7,900万円)の出資に合意したと発表した。中貿国際の出資比率は15%となる。住友金属もベトナムでの中国鋼鐵グループのコイルセンター事業への資本参加(約1億2,000万米ドル)を検討中という。

 タイスミロックス社は、1990年の設立以来、日系家電メーカーの顧客に対し、スリット・プレス加工などのサービスを提供してきた。

 中貿によると、8月末に正式に株式譲渡が行われ、9月末までに諸手続きを完了する予定。これにより中鋼は、中国に加え東南アジアにも重要拠点を持つこととなった。次の標的は中東地区で、すでにアラブ地域関係者との接触があったとみられ、海外での販路拡大に向けて着々と準備を進めているもようだ。