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カテキン含有量不足、茶飲料に不当表示の疑い


ニュース 食品 作成日:2010年1月13日_記事番号:T00020339

カテキン含有量不足、茶飲料に不当表示の疑い

 
 カテキン成分がコレステロール値を低下させ、体脂肪を減らすなどとうたった茶飲料が人気を集める中、飲料メーカーの維他露(ビタロン・フーズ)が発売している「毎朝健康緑茶」「黒烏龍茶」はカテキンの含有量が不足しており、不当表示の疑いが濃いことが分かった。また、統一企業(ユニプレジデント)の「茶裏王濃韻阿里山烏龍茶」でも同様にカテキン含有量が標示をわずかに下回っていた。これら商品はいずれも行政院衛生署から「健康食品認証」を受けている。13日付蘋果日報が伝えた。

 調査を行ったのは、台南科技大の張承晋教授で、蘋果日報が実証実験を行ったところ、やはり「毎朝健康緑茶」「黒烏龍茶」のカテキン含有量が不足しているとの結果が出た。

 行政院衛生署食品衛生管理局の蔡淑貞食品組長は「サンプル検査で不当表示が確認されれば、健康食品管理法に基づきメーカーに回収を求め、メーカーは健康食品許可証の取り消し処分を受ける可能性がある」と説明した。また、商品標示法に基づき、不当表示には3万台湾元(約8万6,000円)以上、30万元以下の罰金が科され、悪質な場合には営業禁止処分などが取られる。

 これについて、維他露食品のマーケティング担当者は「商品は検査を経て出荷している。検査方式の相違で結果にも差が出る」として、指摘された商品に問題はないと強調した。