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作成日:2010年1月13日_記事番号:T00020343
WiMAX対応機器メーカー、Q4出荷が好調
正文科技(ジェムテック・テクノロジー)、鈺程科技(AWB)、達威電子(クアンタ・マイクロシステムズ)など台湾の次世代高速通信無線規格WiMAX(ワイマックス)対応エンドユーザー機器メーカーは、2009年下半期から大量出荷期に入り、昨年第4四半期は単月の出荷量が一部メーカーで25万~30万台となっている。現在、東南アジア、インドなど新興国でWiMAXネットワークの構築が進められていることから、今年第1四半期も一定の出荷規模を維持できる見通しだ。13日付電子時報が報じた。
WiMAX機器メーカー最大手と目される正文科技は当初、2009年の出荷台数が100万台水準に達すると予測されていたが、実際はノートパソコンメーカーの内蔵モジュールで発注に遅れが生じたため、55万台前後にとどまった。しかし、同年第4四半期だけで通年の約45%に当たる25万台を出荷しており、需要の高まりが感じられる。
また、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)傘下の達威電子も、これまで1万~2万台だった単月の出荷量が、昨年第3四半期に3万~5万台、最大7万~8万台水準へと急増したとみられる。その後もさらに成長は続き、第4四半期出荷台数は通年の40~50%を占めたもようだ。