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中国海協会、次回会談でのECFA調印に難色


ニュース その他分野 作成日:2010年1月14日_記事番号:T00020355

中国海協会、次回会談でのECFA調印に難色

 
 台湾側が今年上半期に開かれる予定の第5回中台民間トップ会談(江陳会)で「両岸経済協議(ECFA)」の調印を目指していることについて、中国側の窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長は13日、黒龍江省ハルビン市で記者団に対し、「問題は複雑で、第5回会談で調印するのは困難が存在する」と語った。14日付工商時報が伝えた。

 陳会長は「台湾側が早期調印を希望していることは理解しており、大陸(中国)側の態度も前向きだ。ただ、双方とも時間的に余裕ある準備が必要だ」と述べ、次回会談での調印に難色を示した。

 台湾内でECFA慎重論が次第に高まっていることを受けて、中国側でも慎重論が広がっているとみられる。

 中華民国全国工業総会(工総)の幹部は「最近中国の各地方や国務院台湾事務弁公室の幹部と会った際、ECFAがあまり話題に上らなくなっている。たまに話が出ても、『調印後に立法院で批准されなかったらどうするのか』といった声が聞かれる」と述べた。